- 2025年9月3日
令和7年度 インフルエンザワクチン接種のご案内
のぞみクリニックでは、ご家族さまを含めた皆さまに安心して接種いただけるよう、インフルエンザワクチン(注射)およびフルミスト(点鼻ワクチン国内・国外)を、例年通り十分にご用意しております。
接種開始日・受診方法・金額などの詳細は、決まり次第こちらのページでお知らせいたします。
品川区の助成制度について
のぞみクリニックは品川区の予防接種委託医療機関です。
対象の方は、下記の助成を受けて接種できます。
- 対象者:生後6ヵ月〜高校3年生相当(平成20年4月1日生まれまで)の品川区民
- 助成対象期間:令和7年10月1日から令和8年1月31日
- 助成内容
- 注射ワクチン:2,000円/回
(12歳以下は2回接種、13歳以上は1回のみ助成) - 点鼻ワクチン(フルミスト):4,000円/回
- (2歳以上1回のみ助成。2歳未満は接種不可)
- 注射ワクチン:2,000円/回
※ 品川区以外にお住まいの方も、当院で接種可能です(助成は対象外になります)。
接種対象と回数
注射ワクチン
- 生後6ヵ月〜12歳:2回接種(2〜4週間あけて)
- 13歳以上:1回接種
点鼻ワクチン(フルミスト)
- 2歳〜18歳:1回接種
※ ご家族一緒に接種いただけます。
※ 日本脳炎やB型肝炎など、他のワクチンと同時接種も可能です。
点鼻ワクチン(フルミスト点鼻液)について
弱毒化したインフルエンザウイルスを、直接鼻腔内に噴霧します。そして、体にインフルエンザにかかっている様に勘違いさせて免疫をつけます。
《効果》
・まず、注射ではないので痛くありません。
・お子様でも接種回数は、1回なので、2回来院する手間が省けます。(ただし、8歳以下でこれまでインフルエンザに罹ったことがなく、かつ、インフルエンザの予防接種を1回も受けたことがないお子様は2回接種になります)
・本当のインフルエンザウイルスも、鼻腔から侵入するので、その場所に直接免疫をつけることで発症予防効果が高いとされています。(2〜7歳では、注射のインフルエンザワクチンより経鼻のインフルエンザワクチンの方が優位に予防効果を認めたとの文献があります)
・経鼻のインフルエンザワクチンは、鼻腔内で分泌型IgAを誘導することで、インフルエンザウイルスの侵入を防ぐ事ができます。
・弱毒化したインフルエンザウイルスを経鼻する為、不活化されたインフルエンザウイルスと違い、ウイルスの株が違っていても、軽症にすると言われています。
《副作用》
・経鼻のインフルエンザワクチンに含まれるインフルエンザウイルスは、弱毒化されています。病気を引き起こす力が、限りなく少ないという事です。
そして、ウイルスが低温でしか増殖出来ないようにされているので、気管支炎や肺炎を引き起こ心配はありません。
・多い副作用は、鼻腔内に噴霧する為、約40%の方に鼻水・鼻詰まりなどの軽い症状が出現します。
少ないですが、熱が出てしまう事も有ります。
他の予防接種と同様に、稀ですが、ショック等起こす事が有ります。
《接種可能年齢》
2〜18歳までの方が可能です。
注射が嫌いな子供は、良いと思います。
受験生等で、絶対に罹りたくない・予防効果を上げたい方も良いと思います。
《接種出来ない方》
・2歳未満と50歳以上の方
・5歳未満で喘息と診断を受けている方、または繰り返す喘鳴(風邪をひくとゼイゼイいいやすい)の既往のある方
・1年以内に喘息発作のあった方
・重度の卵アレルギーのある方
・ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニンに対してアレルギーのある方
・慢性疾患のある方(心疾患、肝疾患、腎疾患、喘息、糖尿病、貧血、嚥下困難や呼吸障害を伴う神経疾患、免疫不全など)
・職務上・生活上で、日常的に免疫弱者と接触する方(抗がん剤治療をしている患者さんを看病している方など)
・アスピリン服用中の方
・妊娠中、授乳中の方
・接種当日、明らかな熱(37.5度以上)がある方や鼻汁、鼻閉のひどい方
・接種時に号泣しているお子さん
《接種の仕方》
各鼻の中に0.1mlづつ、計0.2ml噴霧します。回数は1回でお終いです。
ただし、8歳以下でこれまでインフルエンザに罹ったことがなく、かつ、インフルエンザの予防接種を1回も受けたことがないお子様は、免疫を確実にするために、1か月間隔で2回接種します。